会長挨拶

ご挨拶

2018年11月

東北ガバナンス研究会

会 長  加藤 義雄

私共は、2010年3月に仙台市を拠点に東北地方全体を視野に置いて、政治、経済、学術その他各界各組織における次代の管理・統治のあり方を議論し、個々の運営に不可欠なイノベーションによる変革と活性化、ひいては各団体間の円滑な連携促進を目指すグループとして「東北ガバナンス研究会」を設立しました。

その翌年、突如発生した東日本大震災(※)は、甚大且つ悲惨な被害をもたらし、未曾有の複合災害として忘れ去ることのできない深い傷跡を多くの人々に残しました。

この大震災前後10年余りの間に、北海道から九州まで国内の随所で深刻な自然災害が発生し、災害復興列島の感を呈するまでに至っておりますが、事前の防災対策の困難さを浮き彫りにしているとも言えます 。

一方、人的災害とも言える事象が続いております。政官界や教育分野での不祥事、先端技術を有する大企業での安全性軽視、果てはスポーツ界に至るまで、多くの先達の努力で構築されてきた信頼が音を立てて崩れていく様を見るにつけ、将来に対する懸念は深まるばかりでございます。

このような現状を顧みますと、今まさにすべての分野における組織のガバナンスのあり方が問われているように思えてなりません。

当研究会では、これまでに18人の講師を招き11回のセミナーを開催してきました。

これからも地道にではありますが、所期の目標に向けて様々な活動を展開してまいりたいと考えておりますので、皆様のより一層のご理解とご協力を切にお願い申し上げましてご挨拶とさせていただきます。

(※)東日本大震災
   ・2011年3月11日14時46分発生
   ・本震:マグニチュード9.0
       最大震度7(宮城県)
   ・津波:最大遡上高40.5m(岩手県)
   ・地盤沈下:最大1.2m(牡鹿半島)
   ・犠牲者(死者、行方不明者、震災関連死者):2万2千名超
   ・全壊建物≒12万5千棟