令和の玄関

早くも立春を過ぎましたが、皆様、この一年の安寧を願われつつ、令和2年にして初の正月を送られたことと思います。

私は、碁を楽しみ、お酒も嗜めるようにと手を合わせました。

 さて、今年はどのような年になるのか分かりませんが、振り返りますと元号はそれぞれの時代の特徴を言い表す代名詞的な使われ方もしてきました。

日本が一国家として世界の仲間入りした明治以降を概観しますと、改まった年号の期間中に先の時代に培われてきた常識が塗り替えられてきたように思います。

そうして考えてみますと、令和は、これまでの日本の常識が大きく変動する時代になるのではないかと思えてなりません。

平成の時代は、過去の栄光とも言える昭和後期の高度経済成長当時の常識を随所で引きずってきたようです。故に変革までは至らず、何がしかの遅れを感じております。

残像から脱皮し、実像を直視して対策を講じないと、顕在化してきている日本の劣化が更に深化するという警鐘が鳴り続いているようです。

今後、昭和の常識が完全な昔話となる日本は、新しくどのように描かれて世界に伍していくのでしょうか。

そして、次の時代を迎えてから、過ぎ去った令和の時代がどう評価されるのか。

日本人は、今その入り口に立っているのだと思います。

             令和2年  立春     

東北ガバナンンス研究会

会 長 加藤 義雄